子どもの社交場として駄菓子屋コーナーを、歩いて行ける近隣の里山では、ダイナミックな自然体験の場として「冒険遊び場」をつくっています。また、定期的に地域の子ども達のさまざまな遊び・お店の広場「だがしや楽校」を開催しています。かつての「ガキ大将に引き連れられた子ども集団」のような、子どもの異年齢集団遊びやお仕事体験を応援しています。 放課後、実際に地域にいる大人といえば、働く大人です。しかし、個人商店や町工場などが少なくなっている現代では、子どもが働く大人の姿にふれる機会は限定されがちです。学校での社会見学などと合わせ、放課後に子どもが自分の意思で興味をもったお仕事に触れる機会がもっと増えれば、子どもの夢が広がります。 地域には高齢者がたくさんいます。しかし子どもとの接点があまりにも少なくなっています。子どもは家庭や学校以外にも地域でいろいろな人たちと出会うことで、いっそう世界を広げていくことができます。核家族化が進んだ現代こそ、人生の先輩方と子どもたちの出会いの場をつくっていくことが大切だと思います。高齢者が遊びを教えたり、子どもといっしょに新しい遊びを生み出したり、どちらにとっても楽しい時間を生み出せる場をつくります。